北海道の福祉とアートVol. 28「光の森学園アートコレクション」

本展は、道内の福祉事業所などの取り組みに注目しながら、障害のある人の作品や創作活動を紹介するシリーズです。

私たち「社会福祉法人　光の森学園」は、1992年に札幌市の盤渓で設立以来、「一人ひとりの尊厳を大切に」という変わらぬ理念のもと、障がいのある方々の自立と社会参加を支援してまいりました。

社会環境が日々変化し、福祉サービスへのニーズが多様化する現代において、私たちは特に表現活動が持つ力に注目しています。

創作活動は、言葉だけでは伝えきれない想いや感情を形にし、その人ならではの個性や能力を最大限に引き出すかけがえのない支援の形です。

私たちは利用者さま一人ひとりが内に秘める感性と才能を尊重し、自由な発想が表出する瞬間を大切に見守っています。

今回展示されている作品群は、支援の「成果」ではなく利用者さまの生きている証、心の叫び、そして喜びそのものです。

この色彩・この造形が、障がいのある方もない方も共に感動を分かち合い、互いの違いを認め合う、真の共生社会への第一歩となると信じています。

ぜひ、枠にとらわれない自由な表現から生まれる「輝く力」を感じ取ってください。

＜開催概要＞

※福祉とアーツ北海道と株式会社中原電気商会は、障害のある人の作品や創作活動の紹介に継続的に取り組んでいます。